マンションや一戸建てなどの住宅の購入は、今後の生活に大きな影響を与える大切な決断になるため、後悔したくありませんよね。
寝ている時間を含めると、1日のおよそ半分は住宅で過ごし、人生のおよそ半分を住宅で過ごすことになるので、住宅購入での後悔は、人生の後悔と言ってもいいくらいの大切な決断になります。
住宅購入で後悔しないためには、住宅会社選びがとても大切になります。
自分たちの感性と予算に合う住宅会社を選ぶ方法をお伝えします。
住宅購入での3大後悔とは
まず、実際に後悔した人は、どんなことで後悔してるのかを知ることから始めましょう。特に多い後悔が3つあります。
- 思わぬ出費で予算オーバーした
- 築10年。使わない部屋があり、もったいなかった
- 立地にこだわりすぎて住宅や家具にお金がかけられなかった
この3大後悔について詳しくご紹介します。
予算について
住宅の購入で「後悔する予算」は、主に2つのパターンがあります。
- 許可費用や手数料などのよくわからない費用や引越しの費用、そして購入後20年くらいまでに発生するメンテナンス費用まで含めた「購入時から購入後にかけてのだいたいの予算」を知らなかった。
- 住宅ローンをどれくらい借りていいのかわからない。または、返せなくなってしまった。
予算を把握し、その予算内で住宅購入をすることです。
予算がオーバーする理由は考えずに進めてしまうと、自分や家族に負担を強いてしまい、今後の生活に支障をきたす可能性があります。
予算を決める際には、購入にかかる費用や、住宅ローンの返済額だけに目を向けるのではなく、保険料や固定資産税、都市計画税、何年ごとに外壁の塗り替えをするのか、給湯器などの設備は、何年ごとに買いかえるのか?マンション購入の場合は、マンションの管理費用はいくらかかるか、といったように、購入後にかかる費用についても考慮する必要があります。
不安な方は、ライフプランの専門家からアドバイスを受けてみてはいかがでしょうか。自分ではわからないので、1人の専門家ではなく、何人かの専門家に俯瞰してみてもらうことで予算についての後悔がなくなると思います。
間取りについて
よくある間取りの失敗として、将来の家族の人数を把握し間違えて、余分な部屋を作ってしまうことがあります。
例えば新婚の家族の場合、将来子供を二人つくることを想定して、子供部屋のある一戸建てを購入したとします。
しかし、結局はずっと夫婦二人暮らしだった場合、子供部屋と想定していた部屋は、物置や書斎用になってしまうでしょう。
また、その部屋があるため、本来であれば広々と使えていたはずのリビングとダイニングが狭くなってしまいます。
このように、こういった間取りの失敗は、現在の家族の人数と将来の家族の人数が変わりそうな時に起こりやすいのです。
失敗しないためには、最初はなるべく仕切りのない空間にするなど、将来を見据えた間取りを提案してくれるパートナー選びがポイントとなります。
将来家族が増えたとしても、部屋を仕切って増やすことができますし、子どもは自立していくことを想定した子育てを考えておきましょう。
立地について
どの場所に家を建てるかは、今後の生活に大きく影響してきます。
家から職場まで2時間かかるようなあまりにも遠い場所は、うんざりしてしまうことがあるため、予算が許す限り避けることをおすすめします。
職場へのアクセスが車か電車かによって、場所の絞り方が大きく変わってくるため、交通手段もふまえて立地を考えてみることをおすすめします。
在宅ワークがどの程度あるのか?ということも考えると良いでしょう。
治安が良いかどうか、また子育てに最適な公園や図書館といった公共施設、スーパーや病院といった、生活する上で必要不可欠な施設が充実しているかどうかも確認しておきましょう。
やや田舎の方が子育てしやすかったりします。
予算もあるため、自分や家族の中で優先順位の高い条件をもとに決めることをおすすめします。
まとめ
今回は、住宅購入で失敗しないためのコツについてご紹介しました。
一戸建てやマンションの購入では、不動産屋さん、ハウスメーカーや工務店さんのいいなりになっていては、人生の約半分を過ごす住宅で後悔することになってしまいます。
自分たちの考えも尊重してくれつつプロとしてのアドバイスをしてくれて、予算にも合う、そんな最良のパートナーが見つかるまで諦めずに、何社も調べることで、後悔しない住宅購入をしましょう。
パートナーが見つかれば、最終的にはプロに任せることになりますが、そこまでの過程は大事です。
最終的に決断するのは自分自身なので、この記事を参考に最良のパートナーが見つけられるまで諦めずに頑張りましょう。